テレキング(GV-NTX2)の購入

PanasonicのDIGA(DMR-BWT620)をずっと使っていたわけですが、最近はTSUTAYAプレミアムなんかにはまっちゃって、ひたすら相棒のDVDをシリーズ通しで見ているために、如何せん録画番組を見る暇がないことに気づきました。

そんなにテレビっ子じゃないんですけどね、一度シリーズものを見始めるとドラマだってアニメだって全部見たくなっちゃうわけですよ。
最近では、Missデビル 人事の悪魔・椿眞子も実家で1話を見てしまったがために録画してまでみたくなる衝動に駆られる始末。

しかし、私の部屋はPCとテレビの向きが逆に設置してあって、テレビを見ようとすると振り返ってみなけれなりません。
これの対策にプロジェクタを購入してみたりして、なるべく振り返ることなくテレビが見れないかと試行錯誤を繰り返していましたが、座席の後ろから声が聞こえるのでどうしても気になるシーンがあると振り返ってみてしまいます。

結論から言えばPCがテレビになれば一番いいわけですが、作業している最中とかそういうことを思うと、PCの画面自体もあまり占有したくないわけですね。
友人から過去にPT2を譲ってもらったりもしたのですが、どうも録画専用PCを準備しようという気にもならず、紙袋に放置したままでございました。

なんかこう、タブレットでもスマホでもPCでもテレビにしたいデバイスがテレビにならないものかと。

ありましたー。

まずこの「テレキング」にした理由を説明する前に、上位機種等をご紹介しましょう。

比較項目 HVTR-T3HDT EX-BCTX2(REC-ON) GV-NTX2
(テレキング)
外観
同時録画 3 3 2
映像出力 HDMI HDMI なし
リモコン あり あり なし
内臓HDD 1TB / 2TB なし なし

こんな感じです。

2018/04/24追記
HVTR-T3HDTは内臓HDDではありませんでした。

いずれもiOS/Android/Win10アプリの「テレリモ」「テレプレ」を使用して宅内外問わずテレビと録画を視聴可能です。
最上位機種のHVTR-T3HDTは、2台目需要とメーカーサイトに書いてるだけあって、例えば両親と私で見る番組が全然違うといった場合には重宝するのかもしれませんが、そもそもテレビ見る暇がないとか言ってる私にはちょっとやりすぎかなって気もしました。

そこでREC-ONとテレキングの選択肢ですが、ここはもう、テレビに直接つないで普通のレコーダーのように使いたいかどうかだと思います。
私の場合、普通のレコーダーに関しては既に持っていますし、同時録画数をみてもそんな同時に何番組もっていうほどではないので、テレキングにしました。

何が便利ってまぁ、iPadmini2でテレビ見れるのが一番素敵です。電波が良ければiPhoneでも仕事の昼休み等にテレビが見れます(通信量を消費しますけどね)。
つまり、こんなの買ってiPad取り付けたら布団に入ったまま好みの姿勢でテレビをみることができます。
堕落の極みです。

さて、この製品にはHDDがありませんので、録画するには対応する外付けHDDを購入する必要があります。
また、保存先にNASを選択することもできます(ダイレクトに保存可能)。

先日購入したSynologyのDS218playをがありますので、こちらに保存( ^ω^)・・・と思いきや、保存先の選択肢は表示されませんでした。
sMedio DTCP moveをインストールしても特に反応せず。
結論からして、NASはIOデータの動作確認済み機器を使用することをオススメします。

また、動作確認済み機器のページにもありますが、NASを利用した場合、宅外からの視聴はできないようですので、宅外から録画番組を見たい場合は、外付けHDDを購入すべきでしょう。
また、HDDを買った後に気づいたのですが、テレリモからファイルをコピーしてNAS(DS218play)にコピーすること自体はできますので、むしろHDDに録画したほうがかえって融通がききそうです。

私の場合、録画はしたかったので、HDDを購入することにしました。

これなら(費用的な意味で)最上位機種でもよかったんじゃないか・・・?とこの記事を書きながら思った次第ですが、そこらへんはまぁ。

通常のテレビ視聴の観点でいえば、特に問題なしですが、Win10で閲覧する場合、マルチモニタのサブ側はきちんと映りませんでした。
いつかH〇luであった、これに近いのかな?
サブでは内容が分からないほどにボケて見えませんが、メインにテレプレを移すとキレイに映ります。
ディスプレイを占有したくないとはいえ、たまにサブに映してテレビ見たいこともあるかなと思いましたが、まぁiPadでも見れるし、まぁいいかなと。

録画番組の視聴に関していえば、チャプター自体はいい感じに切られている(CMをいい感じでスキップできる)気がしましたが、どうしてもネットワーク経由なので、スキップしようとすると読み込みが発生してしまい、一般的なレコーダーのようにピョンピョン飛ばせるわけではないです。
これはまぁ、ストリーミング配信している以上致し方ないのですが、そういうのが気になる方は持ち出し機能等を活用するか、一般的なHDDレコーダーを選択したほうがいいでしょう。

宅外の視聴については、ポート開放が必要です。こちらのQAを参考に設定しましょう。
Wifiから4G回線に切り替えた直後は何故かうまく繋がらないことがありますが、4G回線に切り替えしてしばらくするとキチンとつながります。
実際の使い勝手としては、iPhoneSEの4GLTE電波2本ではやや難ありで、ギリギリ視聴できるくらいで、一旦止まってしまうとアウトです。
そういう意味では、移動中の視聴や電波の良くないところでの視聴は注意が必要です。車にiPad積んで視聴してみようと内心期待しておりましたが、雲行きが怪しいですね。
ちなみに電波MAX状態であれば快適に視聴できました。

トータルすると良い商品といえるでしょう。
特に、メーカーの独自規格や独自サービス、日本独自規格等をあまり感じさせず、NASとの連携やスマホ・タブレットでのリモート視聴等をできるようにしたところは素直によかったと思います。
値段も日本メーカーのHDD/BDレコーダと比較すると、まぁギリギリお手頃といったところでしょうか。

 

他のブログや記事にもちらとあるように、DTCP-IP自体がガラパゴスで微妙な規格なのもあってか、一般的な持ち出し機能があっても結局、ひと手間かけてまで録画を見る人が居ないとか、そんなだったように思えます(第一、SDカードで移せますとか当時謳ってた気がしたけど、SDカードがケータイに差さらないんですよ 笑、microSD?そういう問題じゃない!)。

私の両親を見る限り、団塊の世代というのもあってか「テレビ」を見る習慣が根付いていますが、私も含め現代の労働世代は職業の多様化というか生活時間帯の多様化もあって、テレビ番組見ようにも録画前提の生活リズムを刻む人口も多くなったはずです。
更にインターネットでは適法か否かは問わず、数日もすればテレビの録画が見れてしまうような時代になってしまいました。
違法な配信は言わずもがなですが、結局、市場が求めていたのはそのような手軽かつオンデマンドでテレビが見れる環境だったのだろうなと。
制度方は、違法視聴等を排除して現行法が定める権利の保護を中心に考えたのでしょうけど(無論、制度を決定する側も現行法を無視はできず、やむを得ないところもあったでしょうけど・・・)、結果的に市場ニーズとアンマッチしてしまったが故に、違法動画のアップロードは増えるし、テレビ離れが進んだように思えます。

かつての着メロや着うたなんかを見ると、サービス自体のウケが良かったこともそうですが、手軽なお値段で設定できましたし、中高生だって少ない小遣いを叩いても購入していました。
無論、違法なものもあったでしょうけども、当時を思うと今の違法な配信の比ではないほど、正規ルートの利用が多かったような気もします。
何となく、地デジの移行期に月額300円とかでテレビが見れて、翌日にはPCでもケータイでも録画が見れるなんてサービスがあれば、違法アップロード動画等もこれ程流行ることもなく、ある程度テレビ離れを食い止めることができたんじゃないかなと思ったりもします。
十分に顧客がいる状態であれば、N〇Kの契約に関する問題も、いくらか簡単に解決できたかもしれませんしね。。。

ま、結果論ですから何とでも言えるんですけどね。

とはいえ、そんなことをふと思うほど便利な製品であることには違いないです。

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