仕事でRPAの所謂シナリオを作ることになったわけですが、動作確認をしようとすると当然放置することになるんですが、スクリーンセーバになってしまうと、いつの間にかエラーで止まっていたりするわけで、早く気づけばそれだけ試行・改善回数が増え、テストの品質も上がるような気がするんですけど、しかし、放置して別の仕事もやりたいですから専用端末のマウスをずっと動かしているわけにもいきません。
検証作業中「コーヒーが飲み放題/タバコも自由にどうぞ」ってなら、喜んで放置したいところですが、そういうわけにもいきません。
会社のPCではセキュリティ設定によりスクリーンセーバをOFFにすることができません。
(そもそもUSBデバイス挿しちゃいかん!と言われるような会社でしたら辞めたほうがいいでしょう・・・。)
ソフトウェアでマウスを動かしてくれるソフトを入れたこともあったのですが、どうやらそれではダメらしくて、やっぱりスクリーンセーバになってしまいます。
情報分野で仕事をしているだけに、あまり、こういう抜け穴的なデバイスを作るのもどうかと思いながら、かといって放置するだけの時間ずっと端末に張り付くわけにもいきませんし、背に腹は代えられないのでデバイスを作ってみました。
この記事にもし興味が湧いて作ろうと思う方が見えましたら、以下の点は十分注意してくださいね。
また、ソースについてはやはりインターネットですから、不用意にすべて公開してしまうと私自身の思いに反して利用されてしまうことも懸念されますので、利活用しやすい状態での公開はしないことにします。
- デバイスが起動している(装着されている状態)で、その端末の付近から離れてはいけません。個人情報であったり企業情報にアクセスできるネットワークに接続された端末を操作するのに、本来はパスワード認証等により、部外者が操作することを防ぐことが目的なので、このようなデバイスを付けた状態でトイレだろうが離席するなんて、もってのほかです。
- 離席するとすぐにログインを求められることを面倒に思い、抑止したいのならば、作るのはやめたほうがいいでしょう。郷に入っては郷に従えという言葉があるように会社で仕事をする以上、一般/会社規定に求められるルールは趣旨を理解したうえで、きちんと守りましょう。
繰り返しますが、筆者も複雑な心境ですが、実はこのデバイスを作る前は、マウスを適当な場所に吊り下げてマウスパット替わりのコピー用紙を卓上扇風機で扇いで無理やりマウスポインタを動かすというとてもアナログな方法で凌いでいましたが、微調整がとても大変でむしろ離席するたびに壊して、戻ってきたらまた調整するのもアホらしいし、これじゃ守るもんも守れんやろ(#`Д´)ノという経緯で作ることにしました。
で、作ったデバイスがこちら。
Arduino互換機にプログラム仕込んで、大須で買ってきたケースに穴あけてUSBの変換プラグを挿してホットボンドで固定しただけ!
「荒ぶるマウスちゃん1号機(仮称)」
ちなみに購入したデバイスはこちらです。ATmega32U4であればとりあえずなんでもOKそうです。
で、完成して私のマイPCで動かしているときの様子はこちら(限定公開です)。
(申し訳程度にソースを映していますが解説はしません。)
微振動しているように見えるのが、荒ぶるマウスちゃんの動きです。
あまり大きく動くと、私がマウスを操作したいときにブレブレで困るので、微振動程度の動きにしてみました。
試しに使ってみましたがきちんとスクリーンセーバを抑止できました。
めでたしめでたし。