SoftEther構築メモ

SoftEtherを導入した記録を自分用もかねてまとめ。
<参考にさせていただいたWebサイト>

<インストール構成>

  • VPN-Serverは「さくらのVPS-1G CentOS 6」に導入。
  • 自宅と実家PC、iPhone、iPad等を同一VPNのクライアントとして設定する。
  • 将来的には、NASをVPN配下のクライアント兼ファイルサーバとして導入し、拠点間でも使用できるファイルサーバを構築する。

<後で気づいたこと>

内容を書く前に、後で気づいたことがあり、私はてっきり、Linuxにインストールしたら、Linux上でしか管理設定できないものと思っていましたが、SoftEtherはクライアント側でサーバ設定を変更できるツール『SoftEther VPN Server Manager』があり、少しショックを受けました(つД;)
ですので、インストールとiptablesの設定のみに限定してメモを残します。

 

1 VPN操作用ユーザの作成

# useradd vpnuser
# usermod -G wheel vpnuser
# password vpnuser
 <パスワードを設定:省略>
 このあたりの設定は、CentOSで自宅サーバ構築(https://centossrv.com/)様にいつもお世話になっています。

2 iptablesの停止と設定(ここからはvpnuserで設定)

# /etc/rc.d/init.d/iptables stop
# chkconfig iptables off
# cp -a /etc/sysconfig/iptables /etc/sysconfig/iptables.org
# iptables -A INPUT -p tcp --dport 22 -j ACCEPT  ← SSH用
# iptables -A INPUT -i lo -j ACCEPT  ← ローカル間の接続をオープン
# iptables -A INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT  ← 既に確立済みの通信を許可
# iptables -I INPUT -p icmp --icmp-type 0 -j ACCEPT  ← ICMP(ping)オープン
# iptables -I INPUT -p icmp --icmp-type 8 -j ACCEPT  ← ICMP(ping)オープン
# iptables -P INPUT DROP  ← 許可設定しないすべての通信を閉塞
# /etc/rc.d/init.d/iptables save

ここで、一度、SSHで接続可能かを確認します。

# iptables -A INPUT -p tcp --dport 53 -j ACCEPT  ← DNS用ポート開放1
# iptables -A INPUT -p udp --dport 53 -j ACCEPT  ← DNS用ポート開放2
# iptables -A INPUT -p udp --dport 500 -j ACCEPT  ← UDP500番オープン
# iptables -A INPUT -p udp --dport 4500 -j ACCEPT  ← UDP4500番オープン
# iptables -A INPUT -p tcp --dport 443 -j ACCEPT  ← リスナーポート1 HTTPS用(TCP443)ポートオープン
# iptables -A INPUT -p tcp --dport 992 -j ACCEPT  ← リスナーポート2 TCP992 オープン
# iptables -A INPUT -p tcp --dport 5555 -j ACCEPT  ← リスナーポート3 TCP5555 オープン
# /etc/rc.d/init.d/iptables save

これで終わりのハズ!(正直iptablesはいつも自信が持てない・・・)

2 SoftEtherをインストール

SoftEther VPN Server を CentOS にインストールするに従って、インストールを進めます(もはやここを書かないと、このページの意味がない気もしますが 笑)

私の場合、初回の管理者パスワードの設定で躓きました。

# /usr/local/vpnserver/vpncmd
これではなぜか、上記Webサイトのようにパスワード設定画面にたどり着けないので・・・。

# cd /usr/local/vpnserver/
# ./vpncmd
これで起動するとうまく設定画面まで辿り着きました。

2回目以降の起動は1つめのコマンドで動くようになりました(何か初期設定ファイル系で問題があったのでしょうか・・・)。

3 SoftEther VPN Server Managerをインストールする

任意のクライアントから、設定用のプログラムをインストールし、設定を行います。

(もしかしたら、アカウントを最初に1つ必要かな?私はアカウント作成後にこのソフトの存在に気が付いたので、アカウント作成(クライアント化成功→インストール)の手順だったので・・・)

とりあえず、自分用ですが、メモは以上です。

また、思いついたら追記ですかね。